茶位ギター


本屋で現代ギターを立ち読みしていると、茶位幸信氏が先月亡くなられた
との記載があった。



最初に購入(中古)で購入したギターがこのヒトのギター。
No.10
元々ネックが順反りしていたらしく、買って早々ハイポジが弾きにくいことに
気づいた。
当時は今より下手だったのでハイポジを使う機会もあまりなく気にして
いなかったのだが、2005年のある夏の暑い日に茶位工房にいきなり
電話をし、茶位氏本人にギターを見ていただいたことがある。
ネックの反りを治すのは金額が高いので、弦高調整をしてもらった。
普通にどこにでもいる気さくなおじさんという印象だった。

その翌年にギターを落として表板数箇所を割ってしまった。(ケースの閉め忘れ)
楽器店を通して修理してもらい今も普通に使用しているが、申し訳ない
気持ちでいっぱいだった。



茶位氏本人も言っていたがこのクラスは単板を使用していないから、音も
値段なりらしい。
ハイポジションの押さえ難さはともかく、音は出しやすい替わりに遠達生は
あまりなく、合奏では自分の出す音が聞こえないこともあった。

今はこのギターはセカンドギターになっているが、今でも弾いているし
楽器の取り扱いを含めていろいろ教えてもらって感謝している。

茶位氏のご冥福を心よりお祈りします。


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