昨日の兵庫県立芸術文化センターのコンサートに行ってきた。
このホールはどの席からでもよく見え、よく聞こえるからすごく気に入っている。
好きなアーティストがこのホールでやる時は出来るだけ足を運ぶようにしている。
年齢層は結構高い。若い世代はあまり多くない。でもほぼ満席だった。
技術ではなく音楽性で聞かせるタイプの演奏。
そんなことは言わずもがなだが。
11弦ギターの音はやはりベース音にしっかり支えられて、6弦ギターよりもオーケストラ的な響きがする。
セルシェルの後ろ席で見ていたが、彼は左手親指をあまり横方向には動かさない。
そして指の開きがすごい。
低音弦の消音処理を行うのも、左手でせざるを得ないときには便利だと思う。
隣席の人はつまらなかったらしく、後半始まりに「あと30分我慢すれば…」と言っていた。
技巧的で派手な演奏をするのを好む人もいるのは当然だと思う。
しかしこれほどの目立つ部分の無い端正な演奏を聴く機会があったのに、それを気づかないのはすごくもったいないことだと思う。
セルシェルにサインしてもらい、英語で「あなたのヴァイスとバッハの演奏は私のお気に入りだ」と言って会場を後にした。
最近電車で英語を勉強してるので、英語で伝えられるのはうれしい。
それにしてもサイン、すごく素人っぽい(w 人柄を表してる。
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