KSM141セカンドインプレ

新しく買ったKSM141ステレオペア、この際、音で比較してみる。

環境
6畳フローリングの真ん中にマイクスタンド。マイクの高さ1.5 m。
マイクは90度XY。長いステレオマイクバーが無いのでomniもXY(w

音源
1.真鍮製風鈴を鳴らしながらマイクの周りを1周(w
2.クラシックギター。GADGBE単音。コード3つ。
3.マンドリン。GADE単音。かき鳴らす。

マイク
1.AKG C391B
2.Shure KSM141 Cardioid
3.Shure KSM141 Omni
4.RODE NT4
これらを順番にTASCAM DR-100に接続。


こんな感じ。wavファイルの方が違いがよく分かるんだけど。
Compare C391B, KSM141 and, NT4 by Chitd

感想
マイク替えるのめんどくさ…

C391BはWEBで「鉛筆で描くようなカリカリの描写」という意見もあるが、確かにそんな感じがある。
他に比べて周波数レンジが狭いかな。高音も低音も。風鈴の音色がコロコロしてるというか…。
音色はKSM141に比べると地味。まぁ飽きがこなくていいかもしれない。

KSM141 Cardioidは感度が高い。200 Hz付近でC391Bより3 dB分高感度。
音がクリアーで明るい。さすが米国製。
楽器音は音の塊をしっかり録れている気がする。
マイクの周りの風鈴を鳴らして歩いてみると、マイクの指向性外の時の音色に輝きが無くなる。これは他のC391BやNT4より顕著な気がする。

KSM141 OmniはCardioidより解像度が下がるが、低音が増し、部屋の反響音まで録れているのがわかる。
特に風鈴の余韻は最もよく録れていた。

NT4は解像度も感度も高いけど、KSM141に比べて音の線が細い。
評判どおり、音がギラギラしている感じがある。
フレットを移動するときの「キュッ」ていう音も他より目立つ。
あとこのマイクだけ部屋の壁際に置いてた腕時計の秒針音を拾っている。

ちなみにDR-100の内臓マイクは一聴でこれらと比較にならないほど解像度も感度も劣っていた。
まぁDR-100を1台とNT4を1本が同じ値段だし。


KSM141しっとりとした上品さはないが、ナチュラルな明るさとレンジの広さがあって結構好感触。
しばらく使ってみようと思う。



それにしてもこうして聴き比べるとNT4のコスパのなんと高いことか…

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