Nuforce Diaその後2



実売3万円前後のアンプが3台あるので、聞き比べた。
スピーカーはEclipse TD510mk2。(スピーカーが完全にオーバースペックなのはさておき)

ソースはレコーダーに残っていたBS平清盛OPとBS佐渡裕&BPのショスタコ。
ハイレゾ音源くらい持ってくればいいのに、まぁ別にオーディオマニアじゃないから気にしない。
「実楽器の鳴りに近い音」が好みなんで、ppでも楽器の音色をしっかり再現できるかが個人的なポイントだと思ってる。(当然だがこれと小音量再生は別物)


Nuforce Dia
元気な音だが、なんだか低音・高音が聞こえづらい。
スペクトル調べたら20 kHz以上の音も"サブウーファーアウト"からは出ているので、メーカーの味付けなんだろうと思う。
リモコンは便利なんだが音量調節が大雑把過ぎる。VOLボタン1押しで結構音量が変わる。逆にR-K1000のClear Aモードは調節が細かすぎて(0.5 db刻み)使いにくいけど。お国柄ですなぁ。それからゲインが高いのか、音量がLEDインジケータ10段階のうち2くらいで十分うるさい程音が出る。曲中のppの部分はアンプのおいしいところを使えていないのか、イマイチ。

Kenwood R-K1000
DiaとR-K1000はよく聴くと出てくる情報量はどちらも似たようなもんだが、Diaがくっきりはっきりなだけに情報量が無いように聞こえる。まぁ好みだろう。
音にパンチは無いが横に広がりがあってやさしく聞こえる。巷の評判どおり小音量再生を得意とするだけあって、夜には最適。
低音はチューバの音もしっかり聞こえるし、高音もdiaよりしっかり聞こえる。ピアノの音色はこちらの方が本物っぽい。

Konnekt8 + TDA501Ⅱ
アナログアンプなので、DTP用のインタフェースだがkonnekt8をDAにして接続。
合計したら7万円の組み合わせだが、やはり1枚上手だった。
情報量も格段に増えるし、DTM用らしく低音から高音までしっかり出ている。
ピアノでハンマーが弦を叩く"ゴツッ"て音までしっかり出ている。
前回音場が平面的と書いたが今回は気にならない。横への広がりはR-K1000があると思う。


ついでにこれやってみた
Diaプリアウト→TDA501Ⅱ
つまりDiaをD/Aにするんだが…意外にいい。
スケール感もあるし、低音もしっかり出る。
安物ケーブルでアナログ接続なだけにちょっと音が歪んでるけど。
Diaってパワーアンプ部がダメなのかな…
アンプのゲインが高すぎるんだろうな。こちらは音量メモリを5/10位にしてパワーアンプ側で調節したから、アンプの実力発揮できるんだろうか。

もうちょっと調整すりゃいいんだが、現状では
小音量ならR-K1000 > Dia だなぁ。中音量からはDia > R-K1000。どっちもどっちだな。
音色ならKonnekt+TDA501Ⅱ
ステージ後方で聞いている感じはR-K1000。前方はDia、Konnekt+TDA501Ⅱ。


【追記】
結局R-k1000を手放してTV周りはDiaにした。音質差が好みの範囲なので、慣れれば気にならない。
それよりもハーフサイズアンプ1個分のスペースが空いたのは大きい。
ちょっとボタンが押しにくいとはいえ、リモコンがあるのは便利だよなぁ。
酷暑の夏で使用しても、Diaはボディがほんのり温かい程度だ。
そろそろ落ち着いたんでTV周りは510mk2から508Ⅱに戻す予定ですが。

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