Maranz PMD661mk2 レビュー3(外部マイク録り比べ)

AKG C480bに無指向性カプセルをつけてPMD661mk2 とDR-100に接続。
暗騒音はスペクトル上は大きな差はないみたい。

実家のグランドピアノ(調律なし)でピアノを弾いてみる。

中音に特徴的なDRに対し、PMDはフラット。ただし内蔵マイクほどの差はない。
交互にずっと聞いてると、やはりPMDの方が音の粒が緻密な感じがする。DRはざらっとした感じがするが元気があってジャンルが合えばこれはこれでよい。
でもまぁ価格差倍以上で微々たる差だからなあぁ。(オーディオなんてそんなもんなんでしょうが)

価格からPMDが順当に上回ったかに見えたのだが、ここで大きな問題を発見。
急激なffのアタック音を拾うとPMDはピークランプが点灯しないのに音が歪むみたい。
DRは歪まずに録れるみたい。
PMD660のころから言われていたダイナミックレンジの狭さはここに出てくるのね。
打楽器の録音はちょっと気を付けないといかん。
(瞬発的な大音量に弱いだけで、それ以外では普通に0 dBまでレベルが上がるようです)

上:PMD661mk2、下DR-100 なんかノイズノッテマス


上:PMD661mk2、下DR-100 PMD波形の上下がない

私小学校以来ピアノ弾いてないんで、下手なのは許してね。
(せめて数回練習すりゃマシになるはずなんだが、ちっさい怪獣に邪魔されるのでぶっつけ本番で。ホント耳汚しで申し訳ない)
ブルグミュラー今弾いてみると、簡単な割には結構きれいな曲が多いのね。





バッテリーの持ち
内部電源のみで48Vをかけてどのくらい持続できるかやってみた。
レコーダー + AKG C480B + CK62ULS
(LR入力でフォーマットは24/96)
DR-100は専用バッテリ+エネループプロ2本
PMD661mk2はエネループプロ4本

結果はこれ
DR-100 3時間40分
PMD661mk2 5時間10分
無操作でこれなんで、普段使いだともう少し短くなるかと。
TASCAMは巷の評判通りちょっともちがよくないよねぇ。

DRのメリットは電圧が落ちてくると48V供給を切って録音ストップする仕様のようで、ファイルの破損はなかった。
ただし逆にデメリットにもなり、DRに使い込んだエネループで録音すると、電圧降下のために勝手に録音終了してたりする(内蔵マイクでも)。それでレッスン録り失敗したことが数回あるので、DRの電池運用はあまりおすすめできない。

一方のPMDは本体電源切れるまで録音を続けようとするので、最後のファイルが破損してた。(PMDは分単位でファイル作成できる設定にすれば問題ないかと)


結局すべてに万能な機会はないってことだよねー。

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