Maranz PMD661mk2レビュー2(内蔵マイク録り比べ)

ネット上のレビューでS/N比が悪いだのダイナミックレンジが狭いだの評価が高くないPMD661mk2だが、買ってしまったものは仕方ない。身銭を切ることで学べることもあるってもんです。

とりあえず録音でDR-100と比較。

とりあえず一聴しただけでPMDのヘッドフォン出力はノイズ多くてダメ。
これだけで評価を下げている印象あり。


内蔵マイク比較

部屋の暗騒音を録ってみる。
スペクトル表示にすると、20 Hz以下は多分聞こえないからさておき、60 Hzくらいのピークに差があって、12 dbくらいPMDの方が高い。
DR(指向性マイク)は15 kHz以上で感度が下がるのね…

 

PMD661mk2 (内蔵マイク)

DR-100(内蔵指向性マイク)

上：PMD661mk2　　下：DR-100

対するPMDは20 kHzオーバーまで均質なノイズ(笑)。
多分DR-100の内蔵マイクは周波数レンジが狭いんだろうなと。

聴いた感覚では、R-09(Edirol)と比べると癖のない音質のDRと思っていたが、PMDと比べると粗が見える。
中音が少し鮮やかな色づけで、楽器録音すると一聴こちらが良く録れているように聞こえる。
対してPMDの方が実際に聴いた感じに近く、色付けもより少ない。ただし低音も録れている分、暗騒音も録れており、S/Nが悪い印象は拭えない…。

(次回に続く)