マルミ 可変NDフィルターを試してみる

4K 30pで動画を撮るにはシャッタースピード(SS)は一般的に倍の1/60だそうで、日中だと1/60はムリだろって話。
今まで固定ND8のフィルターを使用してたんだけど、写真機と動画機を兼用するうちのGH4だとちょっと使いにくい。子供の写真だとブレ防止にSS上げたいし。

ということで可変NDを買ってみようかと。
数千円の中華からケンコーの5万のまでピンキリ。

そこでアマゾンでセール中だったマルミのDHG Vari. ND2-ND400を買ってみた。72 mmサイズで12千円。
逆輸入品だそうで、今月発売になったCreationシリーズは上位互換かもしれない。DHGだとスタンダードグレードらしいし。

固定タイプのND8(マルミDNG)と比べると倍の厚みがある。
重さは可変NDは64 g, 固定NDは21 g。

他に気づくことは

  • フィルターの取り付けは72 mmだけど、これに合うレンズキャップやフードは一回り大きい77 mm径(たぶん。うちに77 mm系のアクセサリーないんで...)。
  • 枠にメモリがあるけど、レンズに取り付けると真下に来る。下から覗き込まなきゃ確認できないじゃん。
  • 枠のメモリと減光効果は比例していなくて、Min付近では効きは緩やかで、Max付近では急すぎてコントロールしづらい。
  • ND128あたりを超えてくると減光ムラが気になる。


巷でよく言われている解像度低下と色味の変わり方を確認した。

被写体は花。照明は白熱球。カメラはDMC-GH4, レンズはMacro-Elmarito 2.8,  ISO400固定。f5.6固定。本体で露出がプラスマイナスゼロになるようにシャッタースピードを調節。


以下切り出し。

フィルターなし
プロテクトフィルター
C-PL
固定ND8
可変ND2相当
可変ND4相当
可変ND8相当
可変ND16相当
可変ND32相当 
可変ND64相当
C-PL, NDともに色味が変わってる。さらに可変NDでも64から急激に色が変わる。

解像度はやはり可変NDは少し落ちる。左の花弁の模様とかぼやっとしてる。

風景も同じように試してみたんだけど、フィルターの解像度低下より風の三脚ブレの方が気になった。「タイルだと可変NDの解像度低下がよく分かるわー」と思ったら実は手振れ補正スイッチONだったり。「花弁はと可変NDの解(以下ry)」と思ったらフォーカスがズレてたり。
あとはフィルターいろいろ付け替えてたら何回も落とした(テーブル上だから割れなかったけど)。

総合的に ちょっとした画質の低下<<使い勝手 という結論に達したという話題。(←個人の感想です)

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