Kowa Prominar 25mm F1.8レビュー (その2 vs. 25mm近辺レンズNokton 25mm, Panasonic 20mm, 12-35mm)

Leica DG 12-60mm F2.8-4.0が納期数ヶ月後とかすごく売れているようだけど、その横でサードパーティーのコーワを買うという...
12-35mm F2.8 type1あるし...ズームですぐ2.8から落ちちゃうらしいし...よく使うのは25mmなので、室内子供撮りではやっぱり最低f2.8は欲しいわけよ。

さて前置きはそれくらいにして、理系脳らしく、手持ちのレンズで比べてみる。
25mm(付近)の手持ちレンズは
  • Kowa Prominar 25mm F1.8
  • Cosina Nokton 25mm F0.95
  • Panasonic Lumix 12-35mm F2.8
  • Panasonic Lumix 20mm F1.7
の4本。

夜景を撮った。
手ブレ補正OFFの三脚固定。微妙に明るさが違うのは許して。
カメラはGH5。

それぞれ開放でこんな感じ。(NoktonだけF1.4と2.0の間)



F1.7-1.8での中心部分。(12-35mm のみF2.8開放)
Noktonはフォーカスで鏡筒の長さが変わるので、このフォーカス域ではやや望遠。1段半絞っている分、他より解像が良い。

周辺部。
Prominarがタイルや葉まで一番解像しているようだが、意外に色収差やサジタルコマフレアが目立つ。デジタル補正が無いから仕方ないか。



続いてF2.8中心部。

F2.8周辺部。
Prominarが最も解像している。NoktonとLumix12-35mmは解像度が低い。

F5.6中心部。どれもそれなりに解像しているように見える。金網の描写がそれぞれ違う。
F5.6周辺部。Noktonは周辺部の描写があまり改善しないようだ。


まとめ

F1.7-1.8付近の中心解像度はNoktonがいちばん高いように見えるが、周辺部はProminarが解像している。
各m4/3レンズで最もスコアが高いであろうF5.6だと、中心部はどれもそれほど変わらないが周辺部はProminarが優れてるかなぁ。

NoktonはF0.95絞っても周辺部があまり改善されない。一応片ボケしてないかチェックもしたけど問題なかった。周辺描写をよくするなら、さらに大きく(重く) しないといけなかったかなぁと推測される。

Panasonic の2つは純正レンズらしく優等生。F2.8ズームレンズは20mmにはやや劣るように見えるけど、思ったよりも差がない。ライカレンズが出て安くなった今ならベストバイかなと思う。

ただ、実質的なレンズの明るさを表すT値では、Noktonが1.1、Prominarが1.9、パナレンズはNocticronでさえ1.6(どこかの英語のレビューでみた)と、暗所撮影ではNoktonが優れていることは確かなので、使い分けかと思う。

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