演奏会をGHシリーズ3台とZOOM F4で収録して気づいたこと

うちにはGH4/ GH5/ GH5SとGHシリーズが3台転がっている。
使い分けとしては
GH5S
家用。リグを取り付けてあってDMW-XLR1とXLRマイクを常設。
GH5
外用。写真用。
GH4
防湿庫。

流石に3台はいらないだろうということでGH4のリリースも考えたんだが、最近ギターと声楽の演奏会の収録をすることになったので、3台でマルチカメラ撮影することにしました。

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会場入り時間
2時間前に入らせてもらったんだけど、ワンマンで3台+レコーダーの設置は時間がない。

  • 前日までに動作チェックと想定される設定にしておくこと。
  • 道具のメーカーは基本揃えた方が設置も早くミスも少ない。カメラのメーカーとか、三脚の取り付けとか。


カメラの設置
1カメ:会場最後列から正面FIX。GH5と12-35mmF2.8。
2カメ:会場最後列やや下手から演者のバストショット以上を撮る。GH5Sと50-200mm F2.8-4.0
3カメ:会場下手の壁出窓にFIX。GH4と15mm F1.7。

ここでの気づきは

  • GH5Sの高感度性能なら室内で50-200mm F2.8-4.0さいつよ。ズームするとピントがややズレる現象が発生するけど、オリンパスレンズなどに比べるとまし。フォーカスをMF設定にしておき、ズーム操作後にAFボタンを押してフォーカスを合わせる。
  • 3カメに観客の顔が入っていて、編集時にクロップせざるを得なかった。画角は要確認。
  • GH4が律速要因なので10bit V-log Lを断念し、シネライクDにした。


レコーダーの設置
バッテリーでZOOM F4を最前列に設定し、AKGのマイクを低めに設置。

  • 4の音質はこの値段では非常にいい。
  • ただ、パラメーターが非常に多い上、メニュー階層深くに入り込まないといけないので、使用方法は難しい。トリム(入力)、フェーダー(出力)の概念、本体のダイヤルの役割を変えられるのがまた難しい。
  • リハ中にマイクレベルの設定をきちんとやること。マイクの設置を一番に始めたが、今回は声楽の人が早々と楽屋に帰ってしまったため、トリム設定を適当にしてしまった。
  • F4は1,2Inputの-12 dBの入力を3,4Inputに入れられる「デュアルREC」機能があるんだけど、-12 dBはウソです。好きに設定できます。それに気づかず、1,2 Inputを+50に設定し声楽の人が音割れしてしまっていた。逆に3,4 Inputが+10の設定にしていた(自動で+50-12=38 になると思っていた)ので、レベルを下げすぎてギターが小さかった。結局3,4 Inputのレベルを上げて対応したけど、ちょっと音質が犠牲になってしまった。

こんな感じです。
編集作業中だけど、F4の設定がまずかったのが悔やまれる。
予備にTASCAM DR-100mk2を設置していたけど、内蔵マイクだったのでこちらも別の意味でイマイチです。


結論→音は大事だよ

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