備忘録 演奏会をマルチカメラで録画するTIPS

 もうかれこれ何年になるだろうか...
TASCAM DR-100で始めた内輪の演奏会の録音係も7〜8年を迎えました。
年々機材を入れ替え・買い足し、今ではミラーレスカメラ数台を設置してマルチカメラ撮影するようになりました。

一応ワンマンレベルで一つの到達点かなと思うので、備忘録です。配置と機材はこう。

いか、収録で気をつけること

バックアップを確実に

すでにこの時点で業者の一歩手前です。
演奏会なので、絵より音が大事です。
録音機は2台置いておく方が無難。SDカードエラーで途中で止まっていたこともあるので。
カメラは3台あるので、1第トラブルがあってもなんとかカバーできるかなと。
マルチアングルで2台だと、切り替えの選択肢が1つしかないけど、3台になると選択肢が広がる。

あと複数演者の場合、音圧がバラバラで録音レベルの決定に毎年悩んでいたけど、今年からZOOMのF6を導入。32 bit Floatingというフォーマットで録音すると、幅広いダイナミックレンジで録音レベルに悩まなくて良くなるのでオススメ。


音声に気を使うこと

カメラをやっている人は、正直音を気にしなさすぎだと思う。
カメラのマイク入力ではなく、ちゃんとPCMレコーダーにXLRでマイクを繋ぎましょう。
マイクもかなり種類があるので、悩ましいところ。
マイク2本でクラシック系の録音なら、演者の至近距離に無指向性マイクがベストかなと(個人的に)思う。

実は良いマイクはカメラ以上にずっと使えると思う。AKG C480やZOOM F6は安い方ですが。

アングルに注意

画角は
  • 俯瞰(ステージ全体を捉える)1台
  • 演者アップ 1台
  • 別視点から 1台
が良いかと思う。
演者アップは手元(器楽)や口元(声楽)まで捉えられる超望遠レンズがベスト。
別視点のアングルが結構悩ましく、他2台と同じような絵にならないように注意。演者複数の時はちょっとまだうまい画角を見つけられていない。

画質(主に明るさ)に注意

画質からいくと単焦点一択ですが、ライブなので観客の邪魔はしないように。望遠で後ろから撮るのが目障りにならず良いと思います。
...が、クラシックの演奏会場は基本的に暗い。正直、マイクロフォーサーズにF2.8レンズでも厳しいことがあります。
そこはシャッタスピードを落としたりしてうまくバランスをとる。


設置・撤収は迅速に

ワンマンなので、これが問題。
他の人に手伝ってもらうのもアリですが、素人だとカメラごと三脚を倒されると目も当てられないので。
あらかじめ会場を下調べして、装備を固めておくこと。
最近使っていなかったGH4も入れて4カメも考えたけど、設置撤収がムリと悟り、3台に落ち着いた。


いか、メモ写真を。
ビデオ雲台は基本いらないよね。
GH5Sの上のNINJA VもS5でRAWが取れるので買ったものの、撮影の時点では未対応なので宝の持ち腐れ。





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