ピアノのビデオ撮影をするには二つの条件を満たすことが必須だと思う。
1.演奏者の顔
2. 弾いている手
この両方を満たすポジションがどこか、例を挙げてみたいと思う。
アングル1:客席後方真ん中より少し下手
○ピアノも奏者も入るスタンダードな画。4kなど高解像度ならこれで十分かもしれない。
×特になし
アングル2:客席最前列下手から
35 mm換算35 mmくらい。
○アクセントとしては良い
×鍵盤の左半分が映らないので、メインとしては使いづらい
アングル3:客席後方真ん中からやや上手
35 mm 換算300 mmくらい。低音側が映っていないので、もう少し下手がベスト。
○かなりアップなので、FHDでも十分な情報量。
×特になし
アングル4:舞台奥から
35 mm換算28 mmくらい。
主催者+譜めくり要員の許可が必要なポジション。
○顔と手元、さらに客席も少し入るのでライブ感も出る
×カメラによっては客席から目立つ
×放置前提なのでREC停止のリスクもあるので、モニタリングできるカメラが良い
×居眠りしている客が映るとその場面は使えない
×譜めくりの人がいると、譜めくり場面で塞がれてしまう
アングル5:客席後方から超望遠
35mm換算800 mm。野鳥撮影の装備が必要。レンズの性能も必要なので、ネオ一眼などでは厳しいと思う。
○手元だけをアップにできるアクセント画角としては最も見たい画角
×それなりのグレードの望遠レンズが必要
×客席の振動をかなり拾うので、後処理でスタビライズ必須。
×ピント面が薄いので、両手にピントを合わせるにはかなり絞らないといけない→高感度性能が必要。
まとめ
カメラ1台の縛りがあるなら、やはり定番のアングル1がベストだと思う。ただし顔と両手が映るポジションは本当にピンポイントなので、場所取りが大変...
連弾になると、二人の顔、4本の手が全て収まる画角はほぼ存在しないので、ピアノのビデオ撮影はすごく難しい。。。
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